乙一『夏と花火と私の死体』~あの夏わたしは死んだ

  • 乙一17歳、衝撃のデビュー作!!
  • 少女の死の真相を斬新な語り口で綴る新感覚ホラー
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本の紹介

九歳の夏、わたしは死んだ。

これは、わたしと弥生ちゃん、それから弥生ちゃんのお兄ちゃん・健くんの4日間の物語。

その日、わたしと弥生ちゃんは森で木登りをしていた。太い枝に並んで座り、村の風景を見渡しながら、わたしたちは秘密を打ち明けあった。

健くんが駆けてくるのが見えたちょうどその時、わたしの背中を小さな掌が強く押した。バランスを崩したわたしの体はそのまま枝から滑り落ちる。

無邪気な殺人者によって、わたしのいのちはあっけなく奪われた。

お母さんに知らせるのが嫌だと泣きじゃくる弥生ちゃんに健くんはこう言った。

「そうだ!五月ちゃんを隠そう!ここで死んだことがばれなけりゃいいじゃないか」

こうして、弥生ちゃんと健くんは大人たちに見つからないように、わたしの死体を隠すことにしたのだが…。

遺体となってしまった九歳の少女が、淡々と語る自分の死体の行方。そして、ラストに待ち受ける衝撃の真実!ハラハラドキドキのホラー小説です。

同時収録されている「優子」も絶品です。怖い物語が好きな人にぜひ読んで欲しい。

おすすめポイント

中学生からおすすめ。怖い本が読みたい人に。

受賞歴など


第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞 。

1996年、乙一さんは17歳で「夏と花火と私の死体」で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞(執筆は16歳の時)。その後、書き下ろし「優子」を収録した『夏と花火と私の死体』(本作品)でデビュー。

審査員のひとり我孫子武丸氏は「男の十六なんてまだガキやで。自分が十六の時にあれが書けたかと考えると、絶対に無理」とコメント(あとがきより)。
同じく審査員の小野不由美氏は「たしかに、16歳でこれは驚異的だ。サスペンスの演出がは実に巧い。構成力が尋常でない。とにかく、まったく無駄というものがない」と高く評価。

ぜひ10代に読んで欲しい!!

キーワード

夏・死体・事故・ホラー・デビュー作

本をチェックする

文庫: 224ページ
出版社: 集英社
発売日: 2000/5/19

著者プロフィール

乙一(おついち)

1978年10月21日生まれ。福岡県出身。

1996年、17歳の時に『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビュー。いくつかのペンネームを持ち、ライトノベル、ミステリー、ホラー、青春小説など、さまざまなジャンルで執筆。本名・安達寛高として、映画監督・脚本も務める。

 【主な受賞歴】

『夏と花火と私の死体』第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞

GOTH』第3回本格ミステリ大賞ほか

ZOO』第17回山本周五郎賞候補

銃とチョコレート』第23回うつのみやこども賞

 

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