トルストイの民話風短編集
世界的大文豪トルストイ。
「戦争と平和」や「アンナ・カレニーナ」など長編名作で知られるロシアの作家です。世界中の多くの政治家や文学者が彼の作品の影響を受けました。日本でも、森鴎外や幸田露伴など文豪が影響を受けています。
名前を聞いたことはあるけれど、長編小説にはなかなか手が出ない(>_<)という中高生に、まずはこんな本はいかがですか。
トルストイは、長編小説のほかにも、一般の人にも読みやすい民話風の物語をいくつも書き残しています。そんな民話短編を集めたのがこの「トルストイの散歩道」シリーズです。それぞれ100ページ前後のストーリーで、文字も大き目ルビ付きで、読みやすいです。昔のお話のようでいて、いまの私たちにも通じる物語ばかり。
短い物語の中だからこそ、トルストイの宗教観が見えやすいかも。
和田誠さんのイラストもトルストイをより身近にしてくれてるような。
朝読書にもおすすめです。
『人にはたくさんの土地がいるか 』
主人公のパホームは、苦労しながら自分の土地を手に入れた百姓でしたが、欲が出て、夢のような話にまんまとのってしまいます…。表題作のほか、「卵ほどの大きさの穀物」も収録
『愛あるところに神あり』
不幸のどん底にあったマルティンは、巡礼中の老人の言葉に生きる気力をとり戻す…。表題作のほか「火の不始末は大火のもと」を収録
『人は何で生きるか 』
『イワンの馬鹿』
『二老人』
二人の老人が、そろってイエスの聖地エルサレム詣でをすることになりました。エフィームは路用金もたっぷり持って、エリセイは、みんなが用立ててくれた少ないお金を持って。
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オー・ヘンリーショートストーリーセレクション
アメリカ文学を代表するショートストーリーの名手、オーヘンリーの短編集。例えば朝読書なんかで何か必ず本を読まなくちゃいけなくて、本を読むのが苦手なのに困った、という人におすすめするとしたら、オーヘンリーか星新一のショートショートしかない。