瀬尾まいこ『あと少し、もう少し』

中学生のスポーツ青春小説
スポーツ・陸上競技が好きな人に
国語入試問題によく出る本

全校生徒数百五十人ちょっと。
山深い田舎の小さな中学校だが、ここ市野中学校は中学校駅伝で県大会出場を続けている。
中学駅伝で必要なのは、能力じゃない。努力と強い指導者。
鬼のようで神のような体育教師である満野先生の指導についていけば間違いない!・・・はずだった。
転勤で市野中学校を去ってしまった満野先生に代わって陸上部の顧問になったのは、元・美術部顧問の上原先生。
運動とは縁遠いどんくさそうな二十代後半の女教師で、練習メニューの組み立てもアドバイスもできない…とにかく頼りない。
中学最後の駅伝大会で県大会出場を目指す陸上部部長の桝井は、メンバー集めに奔走する。
元・いじめられっ子だった設楽。
金髪で不良の太田。
頼まれ事は断わらないお調子者のジロー。
プライドの高い吹奏楽部・渡辺。
届かない想いを抱えている1年生の俊介。
そして、バラバラの個性をひとつのゴールへ導こうとする桝井。
それぞれが、まわりには分からない自分だけの悩みを抱えている。
自分を変えたくて走っている者。
なにかを振り切ろうと走る者。
駅伝部のみんなと過ごす時間が「自分」をあぶり出し、自分の悩みと向き合うことになるのだが、ただがむしゃらに走るうちに、いつしか「自分」が悩みを追い越していく。
ぼんやりしていたら「いま」に置いて行かれそうになる感覚を走って振り切りたい!

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国語入試問題によく出る本

高校国語入試問題に出典

【2018年】沖縄県
【2013年】福島県/兵庫県/大分県
私立中学校国語入試問題に出典

【2015年】駒込中学校/南山中学校女子部

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