『タイムストーリー』小学校高学年から中学生の朝読書におすすめアンソロジー

アンソロジー | 朝読書 | 高学年

ほんの少しの時間が人生を左右することがある。

5分間、1時間、1日、3日間、1週間と「時間」キーワードにしたアンソロジー。ちょっと切なく、ちょっとドキリとする。学校生活、SF、ミステリーなど、ジャンルはさまざま。読み終えるまで、どんな物語が待っているのかわからないのも、このアンソロジーの楽しいところ。

人気の児童文学作家をはじめ、公募の入選作品を含む5作品が収録。シリーズごとにかわるイラストレーターさんのイラストも見逃せません。

ふだんはあまり本を読まない人も!朝読書にもおすすめのシリーズを紹介します。

5分間の物語

【もくじ】

「ひまわり」滝羽朝子/「六時半の武蔵」金子ユズズ/「トキワムシ」染谷果子/「四時間目」吹原美和子/「亀丸の五分間」太田忠司

【イラスト】小林系

【おすすめ】

「ひまわり」…夏休みになったら彼に会えない!いつも同じ電車に乗る彼に、今日こそ声をかけようとわたしと友人の早紀は作戦を立てるのだが…。

「四時間目」…体育の後の四時間目。のこり時間5分のところで、お腹が鳴ってしまったわたし。その時、となりの席の井藤君が突然かばんから取り出したものは⁉

1時間の物語

【もくじ】

「その先にあるもの」まはら三桃/「ゲテモノハンター」廣嶋玲子/「魔の水曜日」宮下恵茉/「運命の一時間」佐藤まどか/「ぼくは脱出できたのか?」山本弘

【イラスト】黒須高嶺

【おすすめ】

「その先にあるもの」は、2016年三重県公立高校国語入試問題に出典されました。中学生の悠馬は幼なじみで陸上部のエース・和弥に「10キロマラソンを1時間以内に走る!」と向こう見ずなタンカを切りますが…。高学年から中学生におすすめしたい青春短編です。

【みんなの感想より】

1時間以内にアイテムを探して魔王を倒すという脱出ゲーム型の人気バラエティ番組に出演した若手アイドルの物語。「ぼくは脱出できたのか?」が気に入った。

1日の物語

【もくじ】

「一日だけの友だち」令丈ヒロ子/「一日神様」東野司/「ムギバシ」春間美幸/「解散記念日」いとうみく/「海の底の時間」加藤純子

【イラスト】岩清水さやか

3日間の物語

【もくじ】

「電車のカメレオン」末吉暁子/「死者からの電話」小西洋平/「宇宙人図鑑」小森香折/「ゆきとよる」笹原月子/「三人の杖殿」柏葉幸子

【イラスト】スカイエマ

ふたりの女の子の微妙な距離感がうまく描かれている「ゆきとよる」がお気に入りです。(店主・ゆう)

1週間の物語

【もくじ】

「白木蓮」椰月美智子/「東京オリンピックの七日間」最上一平/「この世は夢」森川成美/「おちちや」後藤みわこ/「見せられたもの」眉村卓

【イラスト】磯良一

最後に「おちちや」の題名の意味がわかってこわい。

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