- 小学校高学年から中学生におすすめ
- ニューベリー賞ほか多数受賞
- 国語教科書でも紹介のおすすめ本
「どうにもならないことなんてどうにでもなっていいこと」だとTHE BLUE HEARTSは歌ったが、まさにその通り!
太っちょのスタンリー・イエナッツは、不運のかたまりのような人生を送っていた。イエナッツ家はひいじいさんのころから代々の不運続きなのだ。それは、イエナッツ家にかけられた呪いのせいかもしれないが、スタンリーはそんなことはちっとも知らない。
やってもいないシューズを盗んだという罪で、砂漠のど真ん中にある矯正施設グリーン・レイクキャンプにブチ込まれる。そこでは、毎日ひたすら穴を掘る。なんてこった。シャベルと同じ直径1.5メートルに、深さ1.5メートルの穴が、そこらじゅうにぼこぼことあいている。
ただ穴を掘る毎日からスタンリーは抜け出すことができるのか?そして、五代にわたる呪いのゆくえは消えるのか?
どうにもならないようなばかばかしいような現実はどこにだってあって、そこから抜け出す力もそこにある。人生を逆転させるスタンリーの大冒険は、期待以上にユーモラスで、おもしろい。
映画原作
ブックデータ
小学校高学年から中学生向け児童書です。
ハードカバー: 310ページ
出版社: 講談社
ISBN-13: 978-4062096454
発売日: 1999/10/22
受賞歴など
全米図書賞児童文学部門
ニューベリー賞
クリストファー賞
国語教科書で紹介
東京書籍中学1年生国語教科書
光村図書中学1年生国語教科書