あさのあつこ『花や咲く咲く』

あさのあつこ『花や咲く咲く』
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  • 戦争下で青春を過ごしたあのころの少女たちに、そして現代の少女たちに
  • あさのあつこ初の戦争小説
  • 小学校高学年から中学生の女の子におすすめ

あらすじ

昭和18年初夏。
なによりもおしゃれが好きな三芙美。
のんびりやさんの三島則子
かつて学校のマドンナと呼ばれた高崎和美
中性的な魅力を持つスポーツ少女川満詠子。

4人はいつも一緒だった。

戦況が厳しくなる中、青春時代を過ごした彼女たちの物語。

このところ生活は逼迫していた。
でも、なんだかへんてこだと感じる。
飼い犬のゴンもご奉公の名目で連れていかれた。
婦人会では、戦勝祈願のために献髪として長い黒髪を奉納した。
余計なおしゃべりで、あらぬ疑いをかけられたり。
砂糖は贅沢品。
贅沢は敵だ。
欲しがりません、勝つまでは。
それはわかる。
彼女たちはいま、その標語に罪悪感を抱いていた。

お腹いっぱいご飯を食べたい。
モンペじゃない、普通の洋服が期待。
この2つが目下彼女たちの最大の願いだ。
この非常時に、こんなことを考える私たちは非国民なのだろうか。

三芙美の家は、山風荘と言う祖母の代から続く温泉旅館だ。お客さんから内緒でもらった生地で、4人はブラウスを作ろうとしていた。

三芙美は、それぞれの個性に合わせて生地を選び、デザインしたブラウスを4人で仕上げていく。
将来に希望を抱きながら楽しい時間を過ごすのも束の間、やがて、彼女たちのもとにも学徒勤労動員がかかり…。

おすすめポイント

こんな人におすすめ

高学年から中学生向けの児童書ですが、
高校生や大人の方にもぜひ読んでほしい物語です。

あさのあつこが描く太平洋戦争

数多くの児童文学作品を刊行しているあさのあつこさんがはじめて太平洋戦争を舞台に描いた小説です。

美しい青春時代を戦争の暗い影に覆われながらも、精一杯に輝こうとした少女たちの健気さと、それを奪う戦争の無情さ、あさのさんの平和への思いが込められています。

読書感想文にもおすすめ

戦争を背景に平和について考えさせられる物語です。
おしゃれが好きな女の子には共感できるところがたくさんあるはず。
好きなことを堂々と好きだと言えることは当たり前だけれど、そうではない時代を経て今があることに感謝。

著者プロフィール

あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。

青山学院大学文学部卒業。小学校講師をへて、1991年デビュー。児童文学からヤングアダルト、時代小説まで、ジャンルを超えて活躍。

【主な受賞歴】

『バッテリー』で野間児童文芸賞
『バッテリーII』日本児童文学者協会賞
『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受
『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞

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ゆう

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苦手なこと:そうじ
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