- フランスのベストセラーを作家・重松清が監修した翻訳版
- 人生の「なぜ」と向き合う小さな物語
- 子ども向け哲学の入門書として
本の紹介
なぜ自分はいまここにいるのだろう。
正しいってなんだろう。
生きるってなんだろう。
それまで考えたこともなかったことを、ふと考える。
誰にでも、そんな風に人生に立ち止まる時がある。
それは、こどもから大人への第一歩。
そんな人生の問いかけをこめた小さな物語。
この本におさめられている小さな物語は、「こども哲学」シリーズの付録として書かれたものに、震災をテーマに描いた「きみの町で」を加えたもの。
「こども哲学」シリーズは、自分について、人生について、世界について、疑問に向き合う子どもたちの「なぜ」を考える本。もともとフランスで刊行され朝日出版社から日本語版が刊行されたもの。哲学の入門書としても、どちらもおすすめです。
読書感想文にもおすすめ
ひとつひとつの短いお話の中に、これまでの経験を重ねて「自分ならどうだろう」と考えさせられるテーマが含まれています。
いくつかお話があるので、心に残る物語と出会えるのではないでしょうか。
短くて読みやすいので、あまり本を読まない人、本は苦手な人にも感想文を書きやすい本だと思います。
ブックデータ
こんな人におすすめ
小学校高学年から中学生に。
子どもと関わる大人にも。
哲学・人生について考えたい人に
国語入試問題に出典
2018年上野学園中学校
著者プロフィール
重松清
1963年岡山県生まれ。
出版社勤務を経て、1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。学校を舞台に10代の心情を描いた小説も多く、多くの作品が映画化やドラマ化されベストセラーを生み出している。国語入試問題によく出典される作家としても、10代にお薦めしたい作家。
【主な受賞歴】
『ナイフ』坪田丈二郎文学賞受賞
『エイジ』山本周五郎賞受賞
『ビタミンF』直木賞
『十字架』吉川英治文学賞
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