- エキサイティングなサバイバル系ファンタジー
- 長編で重い本を読みたい人に←たまにいます
空想が大好きという女の子におすすめしたいのが、『レイル―王国の暗殺者』。親を知らない孤独な少女がスパイとなり活躍するカナダでベストセラーとなったミスティックファンタジー。美人女スパイ小説であり、恋愛小説でもあり。愛があり、裏切りがあり、孤児を集めたスパイ養成学校とか、考えただけで頭ん中エキサイティング。
本の紹介(あらすじ)
村に流れ着いた舟に乗せられていた赤ん坊は、レイルと名付けられ養父母に育てられていた。
少女は針を無くしたことで村を追われたレイルを救ったのは、マザーと呼ばれる小国の女王だった…。
なんとこの本、600ページもある( ゚Д゚)
児童書なのに?
そう、児童書なのに。
こんなに重くちゃ、布団でごろごろ寝ながら読めないじゃないか!
それに、手首が重くなっちゃうよ。
400ページ以上は上下巻とか全4巻シリーズにしなさいよ、まったく。
なんてグダグダ言いながら読みはじめる。
が!600ページを超える重さを感じさせないスピーディーな展開に、ページをめくる手が止まらない。半日で半分読み進めてしまった。←家事はどうした
村を追い出されたレイルの人生が次々と開かれていくような前半、後半の戦争が始まってからのシーンでは忠誠心と愛情の間で葛藤するレイルの心の揺れに読む手が止まりません。特に「自分でまいた種は自分で刈り取る」みたいなラストのカッコよさはくらっときます。