- 不器用な父の息子への思いを描く、こころ震わす親子の絆。
- 親父たちに「泣ける」と絶賛。
- ドラマ化も注目された重松清の話題作
あらすじ
昭和37年の夏、瀬戸内海の小さな町の運送会社に勤めるヤスに待望の長男が生まれた。愛妻の美佐子さんと息子のアキラ、家族三人のくらしはヤスにとって最高の幸せだった。しかし、思いもよらない悲劇にその穏やかな日常ははかなく奪われてしまった。
ヤスは、突然、ひとりで息子を育てることになり…。
おすすめポイント
こんな人におすすめ
中学生、高校生、10代におすすめです。
子を持つ親御さんにもおすすめです。
心震える感動作、泣きたい人におすすめです。
親父たちから泣けると絶賛
この本を読んだ親父たちが、こぞって「泣ける」と絶賛。「とんび」「泣ける」と検索するとたくさんの「泣けるレビュー」が出てきます。
ドラマ化もされ話題となりました。ふだんはあまり本を読まないお父さんたちが、ドラマで感動したのをきっかけに原作を読んでまた号泣という方も多かったみたい。
ホリエモンとして知られている堀江貴文さんは、著書『ゼロ』の中でこの本にふれ、獄中で1000冊も本を読んだ中で、最も感動した本として重松清さんの『とんび』を紹介しています。
息子と父の物語なので、女性よりも男性に心を強く響くようですね。
ブックデータ
文庫: 420ページ
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
ISBN-13: 978-4043646074
発売日: 2011/10/25
ドラマ「とんび」
著者プロフィール
重松清
1963年岡山県生まれ。
出版社勤務を経て、1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。学校を舞台に10代の心情を描いた小説も多く、多くの作品が映画化やドラマ化されベストセラーを生み出している。国語入試問題によく出典される作家としても、10代にお薦めしたい作家。
【主な受賞歴】
『ナイフ』坪田丈二郎文学賞受賞
『エイジ』山本周五郎賞受賞
『ビタミンF』直木賞
『十字架』吉川英治文学賞