住野よる【君の膵臓をたべたい】

ライト文芸 | 本屋大賞 | 青春と恋

おすすめポイント

BOOKS雨だれ 中学生・高校生におすすめ
BOOKS雨だれ 住野よるデビュー作
BOOKS雨だれ ライト文芸
BOOKS雨だれ 泣けると絶賛

あまり「泣ける」に踊らさせませんように。(泣けない大人も多数いることをひとこと付け加えさせてください)

BOOKS雨だれ ホラーではありません

タイトルから想像するような怖いとかグロいシーンはありませんよ。怖い本は苦手という人も安心してお読みください。

BOOKS雨だれ 2016年本屋大賞ノミネート

はんぶんあらすじ&レビュー

タイトルを聞いてぎょっとしたのは私だけではないはず。ホラーを思わせるどきりとするタイトルと淡い桃色の表紙美しさ、そして「泣いちゃいました」みたいな多数のレビュー、ギャップの多いこの本に興味を惹かれない人は少ないだろう。ホラーではありません。恋愛小説です。

主人公のぼくは高校2年生。人との関りをさけてクラスでも孤立している。ある日、病院の待合室で1冊の本を拾う。「共病文庫」と書かれたその本は、余命宣告を受けた人の日記ノートだった。そして、そのノートの持ち主は、明るく元気キャラのクラスメイトの女の子のものだった・・・。

思いがけずクラスメイトのひみつを共有することになってしまったぼくと余命一年のクラスメイト、恋人でもない友人でもない、ふたりのじゃれあいのような日々がつづられていく。

主人公は【クラスメイト】くん

【根暗そうなクラスメイト】くんだったぼくは、彼女にとって【秘密を知っている仲の良いクラスメイト】くんとなり、【仲良し】くんになってゆく。この小説には、ずっと登場人物たちの名前が出てこない不自然さがある。

その不自然さの答えは、最後にふたりの名前が明かされることですとんと落ちる。共病文庫が語る内容にぼくは自分が抱えていたものに気づく、それはこの小説の主題にもつながるのだけど。

だれかと時間を過ごし関わり合い、なにかを『共有』することで、自分の存在が意味を持つ。
ひとりでも存在し得るけれども、自分ひとりではその意味を見つけられないようにできているらしい。
このことを意識することなくいられる人は幸せだな人だ、といつも思う。

ウェブ小説からデビュー

小説投稿サイト「小説家になろう」への投稿した本作が、ライトノベル作家の井藤きくの目に留まったことがきっかけとなり双葉社から作家デビューとなりました。

受賞歴ほか

BOOKS雨だれ 2016年本屋大賞第2位

「本屋大賞」の記事一覧です。

BOOKS雨だれ ダ・ヴィンチ BOOK OF YEAR第2位
BOOKS雨だれ 読書メーター読みたい本ランキング
BOOKS雨だれ 2016年年間ベストセラー総合第4位・単行本フィクション第1位
BOOKS雨だれ 第3回Yahoo!検索大賞 カルチャーカテゴリ 小説部門賞

映画原作

監督:月川翔
主演:浜辺美波、北村匠海ほか
主題歌: Mr.Children 「himawari」

2018年にはアニメ映画化が決定しています。

映画『君の膵臓を食べたい』公式サイト

漫画原作

『月間アクション』に連載

作者:桐原いずみ

上下巻の全2巻で単行本化