- 子どもから大人までみんなにおすすめ
- クリスマスにおすすめの本
- サンタクロースはいるのか?という疑問に答えます
サンタクロースはいない?
メリークリスマス!!!
みなさんのところにサンタさんはきたかな?
今年はサンタが来なかったというあなたも、そんなにしょんぼりしないで。
きっといつの日かあなたのところにも、サンタさんはやってきますよ。
「サンタさんは本当にいるのか?
それとも、本当はいないのか?」
クリスマスが近づくと、子どもたちのあいだでこんな議論が交わされる。
「ねえ、サンタさんっておとうさん(おかあさん)なの?」
お年頃になると、おうちの人にこんな質問をする子も。ウチもありましたとも。
「いいや。おかあさんじゃないよ、これマジで」
だって私じゃないもの。
「じゃあサンタさんってだれなのさ」
「こらこら、犯人探しのようなことをする子のところには、サンタさんはこないかもしれないぞ」
いるかいないかは謎のままだが、サンタさんの存在を疑わない素直な子どもが好きだと思うな、サンタさんは。←私ではないよ。
これが中学生以上になると「サンタクロースがいるってまだ信じてるの?」なんてひどいことを言う人も出てくる。
サンタクロースって本当にいないの?いるの?
世界中の子どもたちの心をとらえている、この疑問にひとりの新聞記者が答えた。
100年ほどまえのアメリカ・ニューヨークで、新聞社に8歳の女の子バージニア=オハロンからこんな手紙が届いた。
「おしえてください。サンタクロースっているんでしょうか?」
サン新聞の記者フランシス=P=チャーチは、この質問への返事を新聞の社説に掲載し、話題となる。
8歳の女の子のこんな質問に社説で返事を書くなんて、粋だよね。
その文章は、子どもたちだけでなく大人たちにも、あたたかい心と豊かさを与えてくれる、クリスマスにぴったりのものだった。世界でも有名になったこの社説は、クリスマスの時期になると引用され、これまでにたくさんの人に読まれている。
サンタクロースはいるのか、いないのか。フランシス=P=チャーチは、人々にこう語りかける。
この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、おとなの目にも、みえないものなのですから
今年は、サンタさんが来なかったとがっかりしているあなた、心配しないで。
安心、しあわせ、愛、信頼…。
サンタさんからの贈り物はあなたに見えていないだけで、きっと枕元にしっかりと届けられているはず。
本をチェックする
年齢を問わず手渡したいクリスマスプレゼントにもぴったりの一冊です。
出版社: 偕成社
発売日: 2000/11/27