乙一【死にぞこないの青】~陰湿な先生のいじめが怖い

いじめ | こわい | ライト文芸

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BOOKS雨だれ 中学生におすすめ
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BOOKS雨だれ 怖い本を読みたい人に

はんぶんあらすじ&レビュー

五年生になったぼくは、新しいクラスに不安と期待を抱いていた。担任の羽田先生は、先生になったばかりの若い男の人だった。サッカーが得意で、話もおもしろい羽田先生は、すぐに人気者になり、クラスのみんなと打ち解けていった。怖がりで、引っ込み思案、クラスでも目立たない存在のぼくは、先生とほとんど話すこともなかったが、ぼくも先生と仲良くなれたらと思っていた、あの頃までは。

クラスの係決めのことだった。生き物係になりたかったぼくは、ちょっとした勘違いからクラス中に「嘘をついてずるをした」と誤解されてしまう。クラスメイトたちは、ぼくによそよそしくなり、やがて、羽田先生からも悪意をぶつけられるようになる。

ゴミが落ちているとぼくだけを注意したり、ぼくの失敗を見つけては笑い話にしてみんなに披露したり、ぼくのせいだと言ってみんなの宿題を増やしたりする。みんなの不満はぼくに集中していった。

そんなことが続いたある日、ぼくの前に不気味な男の子が現れる。体中傷だらけで真っ青なその男の子をぼくは「アオ」と呼んだ。他の人には見えないらしい「アオ」は、いったい何者なのか…!?

正体も目的もわからないまま姿を現すアオの不気味な怖さ以上に、クラスメイトや羽田先生の中にある他者を貶めて自分の場所を守ろうとする心の奥闇の怖さ。

怖い本が読みたい中学生におすすめです。

著者・乙一

1978年10月21日生まれ。福岡県出身。1996年、17歳の時に『夏と花火と私の死体』が第6回ジャンプ小説大賞を受賞し、デビュー。ライトノベル系の小説が多いが、『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞するなど、ミステリー作家としても活躍。乙一とは別の名前でも小説を発表していますよ。よかったら探してみてね。

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